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-20m以深の転石下

【ポイント】 一湊タンク下雨
【水温】 18.7℃
【透明度】 10m

今日は朝から大雨が降り続けた。
午後になっても降りの強さは変わらず。

風は北西から北東基調に変わり、一湊湾内はいくらか凪ぎたが、川からは土砂が流れ一湊川の河口はコーヒー牛乳状態。。。
明らかに透明度がメチャ悪そうで、エントリー前から気が重い。

しかし、入ってみるとコーヒー牛乳状態なのは水面下-3mぐらいまでで、全体的にはそれほど悪い透明度ではなかった。
でも、寒っ!
特に雨水と混じる水面直下は強烈ぅ~!!!

今日は最初から予定していた通り、-20m~-25mの辺りで転石下のヤドカリを調査。
これまでは特に転石などを裏返すような事をしなくても見られるようなヤドカリ、つまり普通種の把握に重点を置いてきたが、そろそろガレ場や転石地も見ておかねば。。。
ヤドカリは環境にもの凄く左右されるだけに、こうした場所限定で普通に見られる種類もいるかもしれない!
そう思っていたのだが、期待外れの結果となった。

最も多く見られたのはこの水深でも相変わらず多いヒメホンヤドカリ属の一種2だか、カシワジマヒメホンヤドカリだかよく分らない連中なのだが、こいつらは-1m以浅から-30m以深までかなり広い範囲に渡って見られるのには驚く。
多分、全ヤドカリ中、ダイビングエリアにおいて最も多いのはこいつらだろう。。。

これに続いて多いのはキカザリサンゴヤドカリ、カザリサンゴヤドカリ、ミギキキヨコバサミ属の一種1、ネジレヤドカリ属の一種1などで、特に新しい種類は見られず終わった。
ミギキキヨコバサミ属の一種1はこの水深が出始めで、もう-5mも下がると、圧倒的な優占種となる。

また、沖縄などでは浅い水深の優占種のひとつだと聞いているキカザリサンゴヤドカリは、屋久島ではどうも-15m以深で普通種となるようだ。
浅場ではボチボチ。。。と言った程度だが、この水深ではメチャクチャ沢山見られた。

一昨日、ヒメホンヤドカリ属の一種2の次に多く見られた第1触角の赤い謎のヤドカリなのだが、何となくその正体が分ってきた。。。
それは左の写真のようなこの子たちなのだが、小さな小さな子たちを片っ端から集めて成長順に並べてみると、どうやらこいつらはクロシマホンヤドカリの幼体だったようだ。

最も小さな透明な子たちは全身が黄色っぽくて、脚などに縞模様は見られないのだが(今回は撮れなかったのだが。。。)、スグに縞模様が入り始め、それはどんどん濃くなっていく。
そして体色は黄色から白へ。。。

これぐらいのステージになると脚にははっきりとした縞模様が入る。
この1個体だけを見ていると「おっ!新顔!!」となってしまうところだが、最初に極小の黄色いチビや次の写真のような若い中学生くらいの個体を見ていたので、スグにこれらと同種だと分った。
でもまだこのステージだと、とてもじゃないけどクロシマホンヤドカリは思いつかなかった。。。(-_-;)

ここまで大きくなると脚部の縞模様がクロシマホンヤドカリ同様、カスリ状になる。
でも、ここまできてもまだクロシマホンヤドカリは想像できないかもしれない。。。

でナゼこれをクロシマホンヤドカリではないだろうか?と疑うかと言うと、こいつらがいた周辺(-1m前後の水深)にはクロシマホンヤドカリの成体が多く見られるという事(他に該当する種類がいない!)、そして目玉だけは幼体~成体までずっと同じである事などから。。。
第1触角のオレンジもそう。

そして、慌てん坊&せっかちな性格もよく似ている。。。(笑)

これらはほぼ間違いなくクロシマホンヤドカリの幼体たちだと思うのだが、ここから成体に繋がるステージの子ももう少し観察してみようと思っている。

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